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DATE: 2012/09/21(金)   CATEGORY: 未分類
『自然葬のススメ』
『自然葬のススメ』吉澤武虎著(アスキー新書)
http://ascii.asciimw.jp/books/books/detail/978-4-04-886604-0.shtml


著者の吉澤武虎さんと初めてお会いしたのは、数年前「葬送の自由をすすめる会」の海洋散骨に取材でお伺いしたときだった。
吉澤さんは「木霊と凪」という自然葬をサポートする会社の代表で、その日も遺族に寄り添っていた。穏やかな表情で語り口も静かであり、お話をしているととても安心できる人だなあというのが第一印象。東京に出てきたきりで友人はゼロ、話し相手といえば仕事関係の人たちばかりという殺伐とした日々を送っていた私は、かなり癒された。
2度目にお会いしたのは、池袋の「木霊と凪」におじゃましたとき。
着々と新しい葬儀の形を実現している様子にひたすら感心していると、吉澤さんはこう言った。
「これから、葬儀関連のライターを専門とされて活動していくんですか?」
社会関係の出版社に営業として勤めていることから葬儀関連記事の連載を任せてもらっていただけの私には、自らの具体的な将来を問われた初めての言葉だった。

そのときは、肯定も否定もできず「そのつもりではありますが…」などと言葉を濁してしまったが、「葬儀ライター」としての自分を意識するようになったのは、まさしくこのやりとりがあったからである。


吉澤さんは、この国の自然葬を30数年前から牽引してきた「葬送の自由をすすめる会」発足当時から関わり、自由な葬儀を求める方々を葬儀の生前契約というかたちで支えてきた。死に向かう人たちとの交流、逝く人と遺族となりつつある人との切ない関係、そして静かに海へと去るその瞬間。吉澤さんが見てきたありのままの自然葬が、この本には詰まっている。

資料としても一級品なのが、さまざまな国のお墓事情が記された第3章。インド、韓国、中国、アメリカ、ニュージーランドのお墓や火葬場へ出向き、死生観を自ら調査して書かれたレポートは貴重だ。とくにニュージーランドの原住民マオリ人の葬儀について、現地の日本人に聞き書きした下りが興味深い。

それぞれの章扉に配された、小説やエッセイからの引用文も面白い。個人的には第2章の、山田風太郎の引用がとても気に入った。


吉澤さんとは、年賀状のやりとりはさせていただいているものの、ずいぶんご無沙汰してしまっている。
近々また、池袋の事務所をお訪ねしたいと思っている。
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